Nagiなブログ

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Forever 池田満寿夫!長野の「池田満寿夫美術館」休館によせて…

ブログの投稿数が今回で、50回目になりました!

『art'sブログ』と銘打っているわりに、駅伝やマラソンにもついつい力が入ってしまうのですが、凝り固まらずに自由に綴っていきたいと思います。

再考!池田満寿夫

さて先日のことですが、来月長野に行く予定があるので、久々に長野市松代町にあ池田満寿夫美術館」に行ってみようかと、HPをみてみたところ…なんと、今年の7月末日をもって、休館していたことがわかりました。

なんとも残念だ⤵⤵⤵

 

以前ブログにも挙げましたが、 

nagi-arts.hatenadiary.jp

 私にとっての池田満寿夫

学生時代に大きな転機のきっかけになった存在でした。

それまで、具象絵画しか知らなかった高校生の私には衝撃的な版画であり、画風でした。それは、初期のドライポイントの頃の作品です。

 

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「化粧する女」 1964 「私をみつめる私」1964

http://g-sekiryu.com/page_m_ikeda.html

 

池田 満寿夫(いけだ ますお、1934年2月23日 - 1997年3月8日)は、画家・版画家・挿絵画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督などの従来の芸術の枠にとどまらず多彩に活躍した芸術家。エロスの作家といわれるように、官能的な作風が多い。しかし、多岐にわたる活動、多才がゆえに“池田芸術”は高い知名度のわりに現在でもなかなか正当に評価されていない[1]。独創性を重視し、一つの表現手段にこだわらず、変身を繰り返したからである。

池田満寿夫 - Wikipedia

 

 この池田満寿夫美術館」が休館と聞いて私が、思ったことは、もちろん長野に行けばいつでも大量の池田作品に会えるという安心感がなくなったしまった残念感でいっぱいになったのは一番ですが、私の脳裏によぎったのは、このまま忘れ去られてしまう画家になってしまうのでは…という不安感でした。

上記、引用したWikipediaでも書かれているように、芸術家としてあまりにも自由に生き過ぎたが故、多岐にわたる活動のために正当に評価されていないことに、私は不安を覚えるのです。

芥川賞など取ったり、私生活もマスコミを賑わせたり、となんか画業とは別の所で騒がれ過ぎていましたよね。当時もそうですが、今でも「池田満寿夫が好き!」と言うと「へぇー」て顔をされることもしばしば…私は、この対応で逆に、相手が真に芸術をどう思っているのかのバロメーターになっているくらいですから・・・

すべての作家がそうだとは言いませんが、絵が評価され売れ始めるとその画風から抜け出そうとしなくなる。なぜなら、失敗すると評価も下がり作品も売れなくなるからです。でも池田満寿夫は、そんなことは考えずに、心の赴くままに表現していった。画風がどんどん変わるのも、彫刻も、小説を書いたのも、すべて自分の表現だったからで、その時欲していた自分の感情を表していったに過ぎない。

ピカソもそうだし、岡本太郎もそうですよね。

今、改めて画集をみてみると、

本当に素晴らしい!!

線が躍動しています。もっともっと、評価されて欲しいです。

自宅で愛犬に飛びつかれて転倒し、亡くなるというのも、なんとなく池田満寿夫らしいな…とも思いましたが、多摩美大の教授職が決まっていたとのことで、彼のような教授に教えてもらえたら、どんなに素晴らしい若い芸術家が排出されたかと思うと、残念でなりません。

以前、熱海の自宅兼美術館と版画工房へ行った時に、絶筆の描きかけの油絵が展示されていて、また油絵に戻ったのかと…本当にその完成が見たかったと、失ったものの大きさに改めて無念さを感じました。

 

My favorite one #14

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「タエコの朝食」1963

今、生きていたら83歳。90歳の 池田満寿夫、100歳の池田満寿夫を見てみたかったです!枯れた満寿夫も良かっただろうな。