Nagiなブログ

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必見!超贅沢な空間「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」に行って来た

東京・新国立美術館で開かれている

「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を鑑賞してきました! 

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ポストカード頂きました!

以前にこの展覧会のチラシを見て、「あのルノワールの有名な絵が来るんだ」くらいにしか思っていなかったのですが・・・よくよく調べて見ると、私の大好きなセザンヌのあの絵もこの絵も、来ると知って行って来ました(東京での会期は終盤になっておりますが)

ここからは、私が実際に行って来た感想と、昨日見たBS日テレ「ぶらぶら美術館」を見て知った事とを織り交ぜて書いていきたいと思います。

www.bs4.jp

「ビュールレ・コレクション」のビュールレ氏とはどういう人物なのか?

「エリコン・ビュールレ社」のオーナーであり、零戦に付いていた機関砲など兵器の製造などで大成功を収めた人物である。しかし、ただのお金持ちのコレクターではなく、フライブルク大学で哲学、美術史を学んできた知識の深い人物だということだ。

「ビュールレ・コレクション」の美術館って?

ビュールレ氏の死後、その自宅を改装し美術館として公開してきたのだが、2015年をもって閉館。2020年にはチューリッヒ美術館に移管して公開されるとの事。その機会に、日本でこのような大規模な展覧会が実現したのである。スイスに行かずして、これだけのコレクションを見れるとは、日本って頑張ってるな!と思いました。ありがたいです。

「ビュールレ・コレクション」の特徴は

絵画の歴史の流れが分かるように収集している点、だそうです。さすがに美術史を学んだ方ですね。その質の高い収集作品のうち厳選された64点が来日。そのうち28点が

日本初公開!

主には印象派、ポスト印象派の作品です。

「近代絵画の父」といわれるマネを慕って集まった若手画家モネ・ルノワールセザンヌドガなどが≪カフェ・ゲルボア≫にたむろし、印象派を立ち上げる。しかし、マネは一度も、「印象派展」には出品したことはないそうです。今回来ている『ベルヴュの庭の隅』(1880)はマネの亡くなる3年前に描かれた作品で、マネにしては印象派色の強い作品で、見た時はこれがマネの作品だとは思いませんでした。

展覧会は

という構成になっています。

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ルノワール イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)1880

言わずと知れたルノワールの代表作!この展覧会の目玉ですね!

このモデルとなった女の子は裕福な銀行家の娘で、知人によって紹介され当時人気が出始めていたルノワール肖像画を注文したそうだが、出来上がった絵を見て本人も両親も満足しなかったようだ。やはりもっと古典的な写実的な肖像画の方が、好まれていたのであろう。余談ですが「ぶらぶら美術館」によると、このイレーヌ嬢は19歳で銀行家と結婚し2人の子どもを授かったが、後にイタリア人と不倫したそうで…

実は私はルノワールがあまり好きではないのです。あの独特なフワフワ感が好きになれない。しかし、この作品は良かったです。緊張感があって本当に綺麗でした。

 

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セザンヌ 赤いチョッキの少年 1888-90

前のルノワールの作品とこのセザンヌの作品がこの展覧会のチラシの裏・表になっています。この『赤いチョッキの少年』は、画集などの表紙になっていたりするのでお馴染みなのではないでしょうか。

私はセザンヌが大好きで、中学生の頃には何枚も模写したものです。今回は6点の秀逸セザンヌが来日です!『パレットを持つ自画像』は生涯25点の肖像画のうち、唯一制作中の姿を描いたもので、大きさも一番大きい作品です。そして『扇子を持つセザンヌ夫人の肖像』も私が見たかった作品でしたし、絶筆かとも言われている『庭師ヴァリエ(老庭師)』もあまりにも見事だったので、立ち去りがたいこの部屋でした。

そして次の部屋、ゴッホの部屋にいって驚いたのがこの絵です。

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ゴッホ 花咲くマロニエの枝 1890

この絵には驚かされました。ゴッホの部屋だとは知らずに最初にこの絵を見た時に、なんて綺麗な絵だろうと感動したのですが、まさかゴッホの絵だとは思いませんでした。実はこの部屋を逆から見てしまったようで、その時代その時代のゴッホの代表作といえる作品が全時代を追っての展示でした。自画像も日本初公開の作品です。この『花咲くマロニエの枝』はポストカードになっていたので購入しました。

そういえば、また「ぶらぶら美術館」ネタなのですが、この絵を含めてセザンヌの『赤いチョッキの少年』と、ドガの『リュッドヴィック・ルビック伯爵とその娘たち』、モネ『ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑』の4点が2008年に美術館から盗まれた事件があったそうで、無事に発見されたが、今回チューリッヒ美術館への移転の目的の一つには私設美術館のセキュリティー問題もその一つとされているようです。(有名な絵過ぎて、売れなかったので、駐車場に放置されていたとか…)

そして私がもう一点感動したのが

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ゴーギャン 肘掛け椅子の上のひまわり 1901

珍しいゴーギャンのこのひまわりでした。色はもちろんの事、動きが素晴らしいと思いました。

その他にも、たくさんの素晴らしい作品が来日しています!ドガ、マネ、ヴュイヤールそして日本初公開のピカソ等々…名画堪能の旅であります。

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モネ 睡蓮の池、緑の反映 1920-26



そして最後の部屋はモネの2m×4mの『睡蓮』であります。数ある『睡蓮』の中でも完成度の高い代表的な作品であります。鮮やかであります!この部屋は撮影が可能でしたのでパチリ!

まだあるか…まだあるか…と大変密度の濃い展覧会でした。

海外の美術館では一度にたくさんの名画を見る事ができますが、日本ではなかなかそうはいきません。この機会に是非足を運ぶことを、お薦めします!

5/7まで東京・新国立美術館、5/19~7/16博多・九州国立博物館、7/28~9/24名古屋・名古屋市美術館で開催予定です!