Nagiなブログ

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「図書館の文庫貸し出し中止を」で、思ったこと

 13日東京・渋谷区で、全国の公共図書館などの関係者が集まって開かれた「全国図書館大会東京大会」では、図書館と出版文化のあり方を考える分科会が開かれ、文藝春秋の松井清人社長が講演しました。(中略)

「会社にとって文庫本は、収益全体の30%を占める大きな柱になっているだけでなく、良書を発行し続け作家を守るためにあるといっても過言ではない。できれば図書館で文庫本の貸し出しはやめていただきたい。それが議論の出発点になればいい」と呼びかけました。www3.nhk.or.jp

 「図書館の文庫貸し出し中止を」で、思ったこと

 

あまり時事問題には、ふれることはないのですが、これは身近な問題なので少しだけ思ったことを、お話しようかと思います。

現実問題として、文庫の売り上げが落ち込み出版社だけでなく作家を守るためだと言われると、少なからず毎日本を読んでいる私にとっては、「なるほど!それは重要な問題だ」と耳を傾けたくなりました。

 

作家は守りたい!

ですよね。

しかし、図書館に文庫本を置かないことで、果たして売り上げが回復するのでしょうか?

この中で根本教授は図書館の貸し出しによって本が売れなくなっていることを示すデータはないと指摘した上で「本の新たな提供システムを考えるときに、出版社や図書館、作家などすべてが文化を継承する担い手になるという意識を持ち共同で作業を行っていくことが必要だ」と訴えました。(同サイト)

これを読むと、なるほどふむふむと思いました。

時代が変わって、物の売買のシステムはここ数年で著しく変化していきました。お店で買い物するのが当然だった物が、今やネットでの買い物は日常化している。

例えば、地域に密着していた商店街が大型スーパーマーケットの進出によって、無くなっていく… そして今度はインターネットの普及で、そのマーケットにすら足を運ばなくなっていく。

音楽もアルバムではなく、曲ごとに購入できるし、CDも買わずにレンタルできるし、映画やドラマも有料TVなどでお茶の間で鑑賞することができる。

生産・制作してそれを売る側は、どうにかして採算を合わせ利益を生み出さなきゃ生き残れない。

 

本だって、図書館で本を買わずに借りてきて読むけれど、良い本、質の高い本は欲しい…

でも、ずっとこうしてきたのです。図書館に文庫本がないなんて、図書館なのかなぁ。まるで、文庫本は本じゃないですよ!と、言われているみたいな感じがします。

 

そういう私もかつてのように、図書館には行かなくなりました。なぜかというと、ネットや古本チェーン店で、安く本が買えるようになったからです。私は持っていませんが、本専用のタブレットがあったり…

読書で時間をつぶしていた人が、スマホでゲームしたり…時間の使い方ももちろん変わってきている。逆に、本が好きで図書館にまで通っている人をターゲットにして、なんだかますます本離れを進めていってしまうのでは…と懸念してしまいます。気に入った本は手元に置いておきたい。そう思ったら、図書館で読んだ後、購入することだってあるのに。(私も、気に入った本は手元に置いておきたいです)

根本彰教授の仰る通り、「本の新たな提供システム」が今後の、出版界において重要になっていくことと、思われます。そして、作家が生きていかれない事がないように、読者側も、覚悟して考えていかなければならないと思います。

本を読むって楽しいですからね~!

 

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ちなみに、最近古本チェーン店やAmazonマーケットプレイスにて購入した文庫本です。