Nagiなブログ

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映画「フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館」を見た!

WOWOWで先日放送された、

映画フィレンツェメディチ家の至宝 ウフィツィ美術館を見ました。こんな映画あるなんて、知らなかった。2015年、アメリカの映画です。

 ある一室で、男が語り始める。彼の名は、ロレンツォ・デ・メディチ。彼こそが、イタリア、ルネッサンス期最盛期の当主なのである。その彼が、愛して止まないフィレンツェという街を、芸術を紹介する。という設定で話は進められていく。

 

 

1400年始め、イタリア、トスカーナの小さい町が中世から抜け出てきた。それは「小さな奇跡」であった。

その町がフィレンツェ

まずは、フィレンツェの象徴サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」から…

ブランカッチ礼拝堂マザッチョフレスコ画。ここには始めてアダムとイブの感情をあらわに描いたと言われる「楽園追放」があります。

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「楽園追放」1425-1427年頃 208×88cm | カルミネ聖堂ブランカッチ礼拝堂

そしてメディチ・リッカルディ宮殿」へ…べノッツォ・ゴッツォリ「カヴァルカータ・デイ・マージ=東方三賢王の旅」小さいながらもこの見事なフレスコ画が三方を埋め尽くしています。本当に素晴らしい。メディチ家の意向を代弁する、後期ゴシックの風景画で、この絵の中に、メディチ家一族をハッキリと見ることができます。

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ゴッツォリ 「東方三賢王の旅」

次の舞台は、フィレンツェの色々なドラマを彩ってきた「シニョリーナ広場」にある「ヴェッキオ宮殿」です。1540年代にメディチ家の住居となった宮殿です。私も、今年行きました。この中の「五百人広場」というだだっ広い部屋には、39枚ものヴァザーリの絵画で埋め尽くされている。有名な話では、ミケランジェロ『カッシナの戦い』と、ダ・ヴィンチアンギアーリの戦いを同時期に発注されたのだが両方とも未完成のまま終わっている。アンギアーリの戦いはこのヴァザーリの絵の下にどのように眠っているのであろうか…

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ヴェッキオ宮殿「五百人広場」 

 私はこの映画を、吹き替え版でみたのですが、かえって画面に字幕が入らないのでよかったです。カメラワークも、臨場的で、色々な角度から撮影しているので普段見られない部分も見ることができます。映像も綺麗。

ただ、限られた時間なので、本当に有名な代表作だけで構成されていて、新しい驚きや発見はなかったです。ただ、どうしてもまた行きたくなった(^^)

 

「芸術がフィレンツェを形作り、フィレンツェが芸術を生み出す」

コジモ一世がジョルジョ・ヴァザーリに設計を依頼し、1560年に着工。これがウフィツィ美術館の始まりである。フィレンツェが生み出した芸術の傑作品をひとつ屋根の下に結集させたのである。

 

ウフィツィ美術館アントニオ・ナターリ元館長(2006~2015在)が現れて、こう語る。この美術館に足を運ぶ方達に希望していることがある。それは、

「知識を得たいのなら、感情を抑えずに感じること。詩の文章を文学的な構成として読むように、芸術作品を知るために、読み解くことを学ぶこと」と。

 

映画の中で、紹介されていた作品リスト(絵画中心です。全部ではありません)

・ジョット「オニサンティの聖母」

・ファブリアーノ「東方三博士の礼拝」

ダ・ヴィンチ「受胎告知」

ダ・ヴィンチ「東方三博士の礼拝」(修復中)

フランチェスカウルビーノ公夫妻の肖像」

ミケランジェロ「聖家族」

ラファエロ「ひわの聖母」

ティツィアーノウルビーノのヴィーナス」

ボッティチェッリ「春」

ボッティチェッリヴィーナスの誕生

ミケランジェロダヴィデ像」

ボッティチェッリ「アペレスの誹謗」

アンドレア・デル・サルト「アルピエの聖母」

・カラバッジョメデューサの首」

・アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユディト」

 

My favorite one #9

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ジョット・ディ・ボンドーネ『荘厳の聖母』テンペラ

この映画の始めに登場しました。1306-10年頃に制作された作品で、西洋美術史上最も重要な作品のひとつとして広く認知されているらしい。無表情な中にも、何か強く訴えかけるものがある。なんか不思議な聖母子像ですよね。(子どもが可愛らしくないのがまたいい)