Nagiなブログ

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今、改めて「バベルの塔」を考察する!


 さて、引き続きキリスト教のお勉強はボチボチと続いてはいるのです!

 

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そして、旧約聖書を読み解く等々…本を読んでいますと

「あっ!バベルの塔ってここに出てくるんだ!」

と、もはや親近感のあるバベルの塔の逸話が登場するわけです。

 なので、もう一度改めてバベルの塔考察をしたくなった次第であります!

今、改めて「バベルの塔」を考察する!

 

 

  そもそも「バベルの塔」の話は旧約聖書の中でも初期の「創世記」に出てきます。私はキリスト教のことは、全くのド素人ですので『天地創造』とか『アダムとイヴ』とか『ノアの箱舟』などは(内容はともかく)聞いたことはあったのですが、それと同系列で「バベルの塔」が存在しているとは、ちっとも知りませんでした。

 

ノアの大洪水で生き残った人々は、みな同じ言葉を使っていたので意思、疎通に欠けることなく、次第に堕落していった。

「天まで届く塔を建て、自ら名を残そう!」

「もっともっと高く!そして有名になろう!」

人々は、神をも恐れぬ不遜な気持ちを持ち始めた。

神は怒り、言葉を通じさせなくして人々の意思の疎通を遮断!言葉が通じなくなった人々は恐れ、混乱し塔の建築を途中で放棄したのです。この塔の名を

「バベル(混乱)の塔」

と神が命名したのです。

 

さて、バベルの塔は何人かの画家によって描かれていますが、何といっても有名なのは、ピーテル・ブリューゲルが描いた2枚の絵でしょう!実は、3枚あったのです。

1枚目はイタリア時代に描かれたもので、現存していない。

2枚目

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バベルの塔(大バベル)』 (1563年、オーストリア、ウィーン美術史美術館所蔵)

こちらは、ウィーン美術史美術館に所蔵されているもので、114×155cmの大きさです。16世紀のアントウェルペンは高層建築ラッシュだったということです。労働者たちが手前に大きく描かれていて当時の現場の様子が分かりますね。描き込みの徹底さが本当に見事です。

是非、ウィーンに行って見てみたいと思います!

 

My favorite one #5

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ピーテル・ブリューゲルバベルの塔(小バベル)』 (1565年、オランダ、ロッテルダム、ボイマンス=ファン・ブーニンゲン美術館所蔵)

今年、来日したのは3枚目のいわゆる(小バベル 60×75cm)ですね。

実際、展覧会場へ足を運んでみると、ひときわ神々しく佇んでおりました。思ったより大きくなかったのですが、意外と真近で見られるようになっていたので、じっくり見ることができました。

 建設現場の状況を緻密に描き、こちら側に飛び出してきそうな立体感をもって、恐ろしいほどの臨場感を示している。小さい画面ではあるけれど、そのスケールの大きさは圧巻でした。この「バベルの塔」は死の前年に描かれたものだと知り、ピーテル・ブリューゲル正真正銘の集大成の絵であることは間違いないのですね!

このピーテル・ブリューゲルは大好きな画家のひとりです。他の作品も本当に素晴らしい!そして、この絵を見ることができたという事実は、私の宝物がまたひとつ増えたということです。