Nagiなブログ

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死ぬまで絵を描き続けること

今日は「敬老の日」。

 私にとっても「老い」は迫りくる現実であります。

 理想の老後は、汚くて狭くてもいいから絵の具まみれになっていること。

10代の頃から、そんな老後を思い描いている。

 実際はどうなるんだろう…それってやっぱり無理なのかな?

 

一番重要なのは描き続けていられるか?

 だから、長寿で描き続けてこられた画家には、憧れるし心から尊敬する。しかも、その作家たちって描くことが生きることになっている。

 

 

 私は邪念が多すぎて、本当に凡人である。(比べることが、まずおこがましいのですが)

 

今まで西洋美術の話ばかりしていたのに、急に何なんですが…自分に置き換えて考えるとやはり日本人になっちゃうのでしょうか。

例えば、小倉遊亀(105歳)

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2002年の東京国立近代美術館での「小倉遊亀展」カタログ

引っ張り出したカタログがもう15年も前の物だと知り驚愕しました。つい最近のことのようなのに・・

 

あまり積極的に日本画を見ることもないのですが、小倉遊亀は特別な存在です。なぜかちょっと西洋的な(ピカソマティスなどの影響か)臭いがあり、この時代は女性が絵を描くだけでも大変であるのに、最後まで貫き通した絵に対する探究心に心打たれます。人物画もさることながら、私個人は壺や皿、花のある静物画が特に好きです。

 

もう一人、強いエネルギーを見せつけてくれた画家、片岡球子(103歳)がいます。エネルギッシュに描く姿をテレビのドキュメンタリー番組で見たことがあるのですが、

「あんな風に生きれたらいいなぁ」と思いました。

生きる=描く=力 を感じます。 

もっと知りたい片岡球子―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたい片岡球子―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

 

 

そして、男性ですが私が愛してやまないのは、中川一政(97歳)です。 

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昨年、神奈川県の真鶴町にある中川一政美術館を訪れた時のチラシとチケット

片岡球子が富士山なら、中川一政は駒ケ岳でしょうか。生涯同じテーマを描き続けていました。そして私は、中川の「向日葵」のシリーズが好きです。「薔薇」も好きですが、壺などの静物画も好きですが、一番好きなのは「向日葵」です。

 

躍動感に満ちていて、尽きることのない花への情熱が、今にもその花びらと共に画面から飛び出そうで、どの向日葵も大好きです。いつまででも、見ていたい。

 それにしても、画家は長寿であると言われているように…西洋でも、シャガール(97歳)、ピカソ(91歳)あの時代のミケランジェロでさえ88歳まで生きていた。調べれば、まだまだ出てくる。何かを、創造するということは、身体に良いのだろうか?自律神経が整うとか?ストレスが溜まらないとか…(どれも当てはまりそう)

 

でも私が思うには、創作に夢中で年を取っていることを、忘れてしまっているのではないかと思うのです。そんな場合じゃない。というか、そんな暇はない…というか。

 

それに比べこの私はと言えば、「あぁ、疲れた」「休みたい」「のんびりしたい」。そんなのと、日々戦っているようでは、絵の具にまみれて死ぬなんて、やっぱり夢の夢。程遠いのか・・と、巨匠たちの生き様をみて、痛感するのです。

 

My favorite one #3

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中川一政「向日葵」1978年  

松任中川一政記念美術館 2017夏季テーマ展 白山市観光情報「うらら白山人」祭・イベント